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クラシック家具について

クラシック家具について

現代家具にはない装飾性が人気のクラシック家具は、一点ものも多く、場合によっては美術品として扱われることもあります。非常に高価なものもありますが、最近ではインターネットなどで購入できるお手頃価格なクラシック家具も多くなり、気軽に楽しめるようになりました。

クラシック家具とは

クラシックを日本語に訳すと「古典的」「古風な」という意味になります。家具におけるクラシックスタイルとは、中世~近世のヨーロッパの宮廷式装飾様式を取り入れた伝統と格式のあるスタイルのことをいいます。バルボスレッグ(球根のような大きな脚)やネコ脚が使われたテーブル、椅子などの家具、華やかな柄と深い色味のファブリックなど、豪華で格式高い優雅なデザインの家具が多いのが特徴です。 クラシック家具には「ルネサンス様式」「バロック様式」「ロココ様式」「ネオ・クラシズム様式」など、様々な様式がありますが、一般的にはロココ(18世紀前半~)以降のものが多いようです。

クラシックスタイルの分類

ヨーロピアンクラシックスタイルには種類があります。その一部である「イタリアンクラシック」「イングリッシュトラディショナル」「アメリカントラディショナル」の特徴をご紹介します。

  • イタリアンクラシック
    古代から多くの芸術作品を生み出してきた国であるイタリアは、インテリアも芸術性が高いものが多いです。職人のこだわりを感じることのできる優美なフォルムやファブリックが魅力的なスタイルです。
  • イングリッシュクラシック
    重厚感のあるデザインのアンティーク家具であり、格式高い印象を強く与えてくれるのがイングリッシュクラシックスタイルです。木独特の色合いや優雅な雰囲気があります。バラなどの華やかな柄がある、イギリス伝統のスタイルです。
  • アメリカントラディショナル
    イングリッシュクラシックのように木を使ったスタイルですが、重厚感が減り親しみのあるスタイルのことをアメリカントラディショナルといいます。シンプルなデザインが多く、アメリカ風の親しみやすい雰囲気が魅力なスタイルです。現代の家具とも相性が良く取り入れやすいクラシックインテリアかと思います。

独自の趣を感じさせるクラシック家具は、お部屋に置くだけで雰囲気やグレードが一新されます。伝統あるクラシック家具・クラシック調家具をお求めでしたら、千葉にあるクラシック家具・民芸家具専門店のインテリアエクセルの通販をご利用下さい。インテリアエクセルでは、クラシック家具をはじめ、民芸調の家具、海外ブランドの家具の販売も行っております。

 

家具におけるクラシックスタイルとは

クラシックを日本語に訳すと”古典的・古風な”と言う意味あいをもちます。アートやデザインの世界では、古典主義とも言います。起源は、古代ギリシアの神殿建築、芸術などにあり、古代ローマに引き継がれ、その後イタリアのルネサンス期に復興し、ヨーロッパ各地に広がりました。

ヨーロッパクラシック家具の様式について

  • ルネサンス様式:15世紀~16世紀初期
  • バロック様式:16世紀末~18世紀前
    ・ルイ14世様式(ルイ・カトーズ スタイル):17世紀中~18世紀始め
  • ロココ様式:18世紀前半~
    ・ルイ15世様式(ルイ・カーンズ スタイル):18世紀中頃
  • ネオ・クラシズム様式:10世紀~
    ・ルイ16世様式(ルイ・セーズ スタイル):18世紀後半頃
  • クイーン・アン スタイル
  • チッペンデール スタイル
  • ヘップルホワイト スタイル
  • シェラトン スタイル
  • アンピール スタイル

現在、一般的によく見るヨーロッパ家具のクラシックスタイルは、ロココ以降のものが多いようです。
そこで、ロココ以降のヨーロッパ家具の代表的なクラシックスタイルをご紹介します。

ルイ15世様式(ルイ・カーンズ スタイル)

ルイ15世様式(ルイ・カーンズ スタイル)

18世紀中頃、フランスで用いられた装飾様式。バロック様式以前、(ルイ14世は「太陽王」といわれていたようにこの時、栄華を極めていた貴族社会の影響もあり)荘厳かつ、華やかなデザインが多く使われていたのに対し、自由で軽快なスタイルのロココ様式に変わったのが特徴。とは言うものの、ルイ14世様式から受け継がれたせいもあり、華やかさや、荘厳さが少し残っていて曲線的なモチーフやシノワズリ的な要素も加わっています。

 

ルイ16世様式(ルイ・セーズ スタイル)

ルイ16世様式(ルイ・セーズ スタイル)

18世紀後半頃の装飾様式。ネオ・クラシズムスタイルでロココ様式の様なモチーフから直線的、幾何学的なデザインが多く使われるようになり、本来のクラシック(古代ギリシアや古代ローマのスタイル)のようなモチーフと権力や革命を象徴するモチーフ(フランス革命などの影響もあり)が融合されているのが特徴です。 現在作られている16世様式では、権力、革命を象徴するモチーフは省かれていることがあります。

 

 

クイーン・アン スタイル

18世紀初期、イギリスでの装飾様式。フランスの影響でロココ風の装飾が取り入れられ、これ以前のオランダの影響を受けていた屈強なスタイルから波状曲線や長めの脚にクラブ型・又は、カブリオール脚が使われるようになり、落ち着いた中に華やかさと優雅さのあるデザインになっています。イギリスらしく機能的なデザインも取り入れられているのも特徴です。

 

 

チッペンデール スタイル

18世紀中頃、イギリスでの装飾様式。この時期、活躍した家具デザイナー「トーマス・チッペンデール」にちなんで付いたスタイル名です。ジョージ王朝期であるこの時期、フランスの貴族趣味的な影響で本格的にロココ調が取り入れられるようになりました。その中、普通の庶民のためにより実用的な様式に改良され、イギリス独特のロココスタイルが生まれました。その担い手が、家具デザイナー「トーマス・チッペンデール」です。ベースは、クイーン・アンスタイルで、そこに今までのデザインの良いところをミックスし、さらにネオ・ゴシックやシノワズリ・スタイル(中国風スタイル)も取り入れられたのが特徴です。クラシックのデザインでは、かなりメジャーかつ特徴的なスタイルの一つです。

 

ヘップルホワイト スタイル

ヘップルホワイト スタイル

18世紀後半、イギリスの装飾様式。デザイナー「ジョージ・ヘップルホワイト」より付いたデザイン名。特徴は、椅子によく見られ、背もたれの形に楕円形やハート形、盾形などの形がよく使われています。モチーフとして「皇太子の羽根(Prince of Wales’feather)」と呼ばれるデザインを用いれたものもあります。 脚は、直線的で先が細くなっていたり、その先でスペード形に膨らんでいるものも多いようです。全体としては、形態と装飾を先に紹介した「チッペンデール」以前のものより、より単純化、軽快さを持たせつつ強靭さも備えたデザインになっています。 ヘップルホワイトの考案した家具は簡素で合理的、庶民生活に合ったものだった為、生前他の家具デザイナーよりも目だった功績もなく、またよく知られていませんでした。彼の死後、2年ほどして出版された著作「家具師と装飾師のための手引き」(1788年)によって彼の合理的で狭い住空間を生かす生活に合った新形式の家具を考案したデザイナーとして世に知られることになりました。(日本の住宅事情には、一番合ったといえるものではないでしょうか)。

 ヨーロッパクラシック家具・椅子の型

型といってもさまざまな型があり、それを基本にデザインされて行きます。椅子の型は、大きく分けてチェアー型と
ソファー型とがありその中で作りによりそれぞれ分類されます。まず、ソファーとチェアーの違いですが、ソファーとは背もたれがありクッションの利いた長椅子のことで、基本的には、フレームにスプリングとクッション材をつけ(スプリングやフレーム構造を持たないものも一部あります)、生地などで包んだ型のものをさします。それに対し、チェアーは、フレームが外見から見えた状態の椅子又は一人掛けの椅子(小椅子)でクッションに包まれていても外見から脚が見えている(フレームとつながっている脚が出ている)ものをさします。 ソファーは、快適性を求めた椅子であることに対し、チェアーは実用性、デザイン性を重視しています。

アームチェアー

アームチェアー

背もたれの中ほどから肘掛の出ている形式の椅子。これに対しないものをアームレスチェアーと言います。アームチェアーが一般的に使われ始めたのは、14れが付いたような素朴な椅子が使われていたようです。 ここで紹介するチェアーは、背もたれから後ろ脚にかけて一体の構造を持ちそこに座面とアームそして座面前部に前脚の付いた基本的な構造のもです。

 

ウインザーチェアー

ウインザーチェアー

イギリスの伝統的デザインの素朴な椅子。前に紹介したチェアーとは少し構造が異なり硬く厚い座部に脚や背もたれを形成する細いパーツや背板を直接差し込んで止めてあるのが特徴です。脚や背にはろくろで仕上た棒を使っていて、それをしっかりと止める為に脚には貫(ぬき)などを通すこともあります。
17世紀ごろに考案されたものとされ、当時は貴族などが田舎の邸宅(別荘のようなもの)で屋外や居間で使っていましたが、18世紀の後半には都市部などでも使われるようになり、ひなびた雰囲気を持つ椅子(いい意味で)として愛用されるようになりました。

 

ロッキング・チェア

ロッキング・チェア

左右おのおの弓形にカーブした部材で脚を作り前後にゆすることの出来る椅子。このカーブした部材を「振り子」(rocker)と呼ぶことから付いた名前。構造は、ウインザーチェアと同じように厚い座に脚や背板などを直接差し込み脚の下の部分に弓形にカーブした「振り子」を取り付けた型が一般的に多いようです。18世紀の後半ごろにアメリカで考案されたといわれています。アメリカで考案されただけにヨーロッパよりもアメリカで愛用されているチェアーです。
おじいさんの時計の歌の中で「おじいさんと一緒にチクタク、チクタク」と言うフレーズがありますがこのロッキング・チェアに座り揺らしている情景を歌ったものです。昔から童話などの絵本によく出てくる椅子です。

 ヨーロッパクラシック家具の技法の一例

象嵌とは、木材に模様を刻んでその部分に他の木材をはめ込む技法の事を言います。象嵌といってもさまざまな方法があり、掘り込み象嵌、挽込み象嵌、寄木象嵌、線象嵌などのほかに特殊象嵌として金属や象牙、石材などを使った象嵌もあります。

象嵌の技法

象嵌の技法

テーブルの天板などに良く使われる技法には、挽込み象嵌や寄木象嵌が多いようです。象嵌細工は、古くは古代メソポタミア時代までさかのぼるほど古くからあると言われていますが、家具に使われ始めたのは、中世ごろからで17~18世紀ごろに最もよく使われたようです。

 

ハンドメードでの象嵌の嵌め込み作業

ハンドメードでの象嵌の嵌め込み作業

今では、大きく分けて機械彫りとハンドメードの2タイプがあり、やはりハンドメードのほうが繊細で温かみがあり高級感のある仕上がりになるようです。(その代わり機械彫りのように大量生産が出来ません)。一つ一つ方を嵌め込んでいく作業は熟練した職人の技です。